稲垣謙助 展
INAGAKI Kensuke Exhibition

2008.6.16-6.21

11:30am-7:00pm (last day 5:00pm)

   
       


作家コメント
私が製作する上での目的は、様々な不安を受け入れる事にあります。不安に対する逃避の手段として宗教があり、芸術の起こりが宗教的表現にあると考えるなら、それは自然な事だと思います。
 身近な不安として人は死を恐れます。それは死後の方向が漠然としている事に不安を感じるからです。そこで人は死後の世界、あるいは死にまつわる世界観を想像することで安心感を得ようとしてきました。
 私の制作の意図もそこにあります。人間は自己同一性によって代謝や排泄で日々自分の一部が死んでいると思うことは少ないと思います。代謝や排泄、生物の生死で起こる食物連鎖の中で、自分が自分であるという人の意識が何であるのかという心理に近づく仮説として、代謝や排泄によって流転した自分の一部によって作り出された人でないのものが存在することにより、形が変わっても尚残る人の意識が何であるのかということについて考えることができ、それが人の死に対する不安を受容するための一つの選択肢になるのではないかと考えています。

 


1980  愛知県生まれ
2005  広島市立大学大学院芸術研究科博士課程前期修了
2006  広島市立大学 研究生
2003  第88回二科展初入選(’4年まで出品)
2005  二科展広島支部展 広島二科奨励賞受賞
2006  個展 アートスペースA1

 
       
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